自社セミナー開催のススメ!
セミナー運営の5W1Hとは
「どうやって企画したらいい?」「運営に手間がかかって仕方ない」
そんな声もある自社セミナー開催ですが、実は多くのメリットもあります。
Vol.1「なぜ今セミナーなのか?まずその活用メリットを知ろう!」
他社はどんなマーケティングをしているのか
「BtoBマーケティング活動状況に関するアンケート調査」(2012年シャノン調べ)において、B to B企業が現在どのようなマーケティング施策を実施しているか聞いたところ、1位がメールマガジン配信、2位が自社セミナーの開催であることがわかりました。
「BtoBマーケティング活動状況に関するアンケート調査」(2012年シャノン調べ)
デジタルやソーシャルのマーケティング施策が注目を集める昨今、この結果を意外に思う方も多いかもしれません。ではセミナーにはいったいどのような活用メリットがあるのでしょうか?
セミナーはメディアと営業担当者との中間的な性格
製品やサービスの情報を収集するとき、まずはWEBで調べる方がほとんどではないでしょうか。しかし一方で、WEB上の情報は断片的で体系的に理解しにくかったり、参考にはなるものの自社においてどう有効なのかというイメージが持ちにくいということもあるかもしれません。
特にB to Bの場合は複雑で高価格な製品・サービスが多く、導入までに何回も決裁を得る必要がある場合が大半です。複数の製品を比較検討しスムーズに決裁を得るためにも、よりわかりやすい情報を入手する必要があります。
興味を持った段階でWEBサイトから資料請求をするわけですが、送られてくるパンフレットなどを見てもネットで得られる情報と大差ないケースもあります。
とはいえ、もう少し情報収集をしてある程度候補を絞り込みたいので、営業担当を呼ぶにはまだ早いと思う見込客もいるのではないでしょうか。
そこでセミナーの出番です!
WEBやカタログなどのメディアと営業担当者との中間的な性格を持つセミナーには、大きく2つのメリットがあります。
自社セミナーのメリット
まずは、セミナーの内容を自社でコントロールできることです。目的に応じて、ターゲットを広めに取りやや抽象的なテーマを設定することも、ターゲットを絞り込み具体的なテーマで展開することも可能です。
次に、セミナー来場者に「WEBやカタログでは感じられない距離の近さ」、「非日常空間における新鮮さ」、「製品への接触感」といった、環境によるインパクトを与えることができます。
自社の社屋や雰囲気を体感してもらうことで、「信頼できる会社」というイメージも持たせることができるでしょう。そのような環境も手伝って、関心度を高めた見込客が個別相談を求めてくる場合もあり、商談に持ち込みやすい展開を得ることができます。
自社セミナーを定期的・継続的に開催し、自社ホームページや展示会ブースにアクセスしてきた見込客に告知することで、より密なコミュニケーションを重ねて購買意欲を深める機会を広げることができるのです。
なお、自社セミナーは集客が難しいという声がよく聞かれますが、営業活動や展示会などで集めた見込客との距離を縮める機会と考えれば、リストがあるので集客もやりやすく、自社の認知がある分来場率も上がるでしょう。
- 展示会の出展で失敗しないために
- 第1回:成功への第一歩は出展目的の明確化から!
- 第2回:出展物/コンセプトと目標の設定
- 第3回:当日~事後のオペレーション設計
- 第4回:ブースや配布資料の企画・制作
- 第5回:出展の機会を最大限活用するための事前集客
- 第6回:直前の準備とブース設営
- 第7回:当日運営
- 第8回:出展効果を最大化するための事後フォロー
- 第9回:データ管理と効果測定~出展を売り上げにつなげていくために~
- 自社セミナー開催のススメ!
- Vol.1「なぜ今セミナーなのか?まずその活用メリットを知ろう!」
- Vol.2「あなたのセミナー企画は“5W”を満たしていますか?」
- Vol.3「セミナー運営における「How」~システム利用の勘どころ」
- 事例から学ぶシステム活用の勘どころ
- ケース1「中規模有料セミナー運営のためにシステムを採用」