展示会の出展で失敗しないために
~成功へのロードマップ~
もしかしてブースを作ることしか考えてない?そんなもったいないことにならないために読んでほしい連載全9話、遂に完結!
第1回:成功の第一歩は出展目的の明確化から!
出展目的の3分類
展示会出展において成果をあげるには、入念な企画設計が重要なのは言うまでもありません。なかでも、出展目的はブース設営や当日のオペレーション、事後のフォロー施策などを大きく左右するため、最初に明確化しておく必要があります。
さて、どのような目的が考えられるでしょうか。
商談直結型
その場で商談し、受注につなげる営業活動を実施する
リード獲得型
できるだけ多くのリードを獲得し、中長期的に育成する
認知獲得型
社名や製品・サービス名などの認知度向上施策を実施する
- ここ数年、認知獲得型から、商談直結型またはリード獲得型へ大きくシフト(効果検証しやすいからでしょう)
事前集客が効く、商談直結型
商談直結型では、事前に商談営業人員の数を確保しておき、ブース内に商談スペースを設置して商談を行うことが基本となります。そのため、当日はブースに入ってきてもらうための仕掛けが重要になります。
また、主催社頼みにするのではなく、事前に集客活動を実施してターゲットを自社ブースに呼び込むことにより効果向上を図る必要があります。事前に商談予約を受け付けてもよいでしょう。
リード獲得型はフォロー施策の計画・準備を入念に
マーケティングに取り組む企業が増えている昨今では、中・長期的な育成を視野に入れてリード獲得型を選択する企業が多いようです。
リード獲得型の場合は、短時間でより多くのリードを獲得できるよう、スタッフ配置や役割分担、マニュアルなどを活用した説明時間短縮、バーコードリーダーのレンタルなどについて事前に決定・共有しておくことが重要です。また、あとでスムーズにフォローできるよう、見込み度の判別・記録ルールを設定しておきます。
さらに、事前に事後フォロー施策を入念に計画・準備しておくことも非常に重要なポイントです。展示会終了後、競合に先駆けてタイミングよくフォローし商談機会を拡大します。
今回のまとめ
出展目的を明確にする!
「商談直結型」目的の場合、ブースに入ってきてもらうための仕掛けが重要!
「リード獲得型」目的の場合、事前の入念な準備と、競合に先駆ける展示会後のフォローが重要!
目的が明確になったら、次に「出展物/メッセージと目標の設定」を行います。
- 展示会の出展で失敗しないために
- 第1回:成功への第一歩は出展目的の明確化から!
- 第2回:出展物/コンセプトと目標の設定
- 第3回:当日~事後のオペレーション設計
- 第4回:ブースや配布資料の企画・制作
- 第5回:出展の機会を最大限活用するための事前集客
- 第6回:直前の準備とブース設営
- 第7回:当日運営
- 第8回:出展効果を最大化するための事後フォロー
- 第9回:データ管理と効果測定~出展を売り上げにつなげていくために~
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