第1回:成功の第一歩は出展目的の明確化から!

出展目的の3分類

展示会出展において成果をあげるには、入念な企画設計が重要なのは言うまでもありません。なかでも、出展目的はブース設営や当日のオペレーション、事後のフォロー施策などを大きく左右するため、最初に明確化しておく必要があります。

さて、どのような目的が考えられるでしょうか。

商談直結型

その場で商談し、受注につなげる営業活動を実施する

リード獲得型

できるだけ多くのリードを獲得し、中長期的に育成する

認知獲得型

社名や製品・サービス名などの認知度向上施策を実施する

トレンド
ここ数年、認知獲得型から、商談直結型またはリード獲得型へ大きくシフト(効果検証しやすいからでしょう)

事前集客が効く、商談直結型

商談直結型では、事前に商談営業人員の数を確保しておき、ブース内に商談スペースを設置して商談を行うことが基本となります。そのため、当日はブースに入ってきてもらうための仕掛けが重要になります。

また、主催社頼みにするのではなく、事前に集客活動を実施してターゲットを自社ブースに呼び込むことにより効果向上を図る必要があります。事前に商談予約を受け付けてもよいでしょう。

リード獲得型はフォロー施策の計画・準備を入念に

マーケティングに取り組む企業が増えている昨今では、中・長期的な育成を視野に入れてリード獲得型を選択する企業が多いようです。

リード獲得型の場合は、短時間でより多くのリードを獲得できるよう、スタッフ配置や役割分担、マニュアルなどを活用した説明時間短縮、バーコードリーダーのレンタルなどについて事前に決定・共有しておくことが重要です。また、あとでスムーズにフォローできるよう、見込み度の判別・記録ルールを設定しておきます。

さらに、事前に事後フォロー施策を入念に計画・準備しておくことも非常に重要なポイントです。展示会終了後、競合に先駆けてタイミングよくフォローし商談機会を拡大します。

今回のまとめ

出展目的を明確にする!

「商談直結型」目的の場合、ブースに入ってきてもらうための仕掛けが重要!

「リード獲得型」目的の場合、事前の入念な準備と、競合に先駆ける展示会後のフォローが重要!

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