実例!見込み客からのアポ率を
10倍にする15のヒント
本サイトでは、1からBtoBマーケティングに取り組む方のために、課題を整理しながら順を追ってやるべきことやその効率的な手法について考えていきたいと思います。
第3回「見込客向けのコンテンツをこれから用意するための3つのヒント」
マーケティングに取り組む準備を整えたら、次にWEBからの資料請求などに対応するために必要なコンテンツを準備します。ここでは、どういう順番で何を準備したらいいか、考えてみましょう。
ヒント1 検討度合いに紐づいたコンテンツを準備する
見込客と一口に言っても、「すぐに買いたい」という超ホットなものから、「ただ参考にするだけ」というコールドなものまで、その確度は様々なレベルに分かれます。
「コールド」な見込客に対して売り込みの電話をかけるようでは、逆効果になる場合が多々ありますし、逆に「ホット」なリードに対してメルマガだけを延々配信しているだけでは、他社に移られてしまいます。したがって、獲得した見込客の温度を評価し、その温度に応じて的確に対応しなければなりません。
ではどうやって評価すればよいのでしょうか。
たとえばWEBからの見込客獲得を目指す場合、確度に紐付いたコンテンツを用意することが近道です。一般的には、次のような順番で見込客のホット度は増していると考えられます。
- 市場・業界動向などの一般的な記事や資料、セミナー講演資料などを閲覧またはダウンロードした見込客
- 定期的なメルマガを購読したり、ブログを閲覧している見込客
- 製品やサービスの資料を請求・ダウンロードした、またはオンラインデモを視聴した見込客
- 料金表を請求・ダウンロードしたり、見積もりを依頼した見込客
まずは確度の高い見込客に確実に対応できるよう、製品・サービスの資料や料金表と受付フォーム、見積もり依頼受付フォームなどを準備します。それらが準備できたら、市場動向やノウハウなどのコンテンツ作成やメルマガ配信にトライしてみましょう。
ヒント2 営業資料、既存顧客向け資料にヒントあり
見込客が申し込みたくなるようなコンテンツ作成のヒントはどこにあるでしょうか?まずは営業の方に相談したり、営業資料を参考にしてみてはいかがでしょうか。
営業の方は、どのタイミングでどのような情報を商談中のお客様にお伝えしているでしょうか。製品・サービスの情報だけでなく、たとえば業界動向や前提知識、他社製品との比較、さらに見込客に多く共通する課題と、課題に対する自社の強みのソリューションなどがあげられるでしょう。
それらを簡単にプレゼンテーション資料風にまとめ、PDF化してダウンロードさせるだけでも、十分なコンテンツになります。
また、既存顧客からよくある問い合わせを拾い、機能の説明やよくあるご質問としてWEBに掲載するなどしてコンテンツを増やすという手もあります。
ヒント3 困ったときは他社のコンテンツを参考にしよう
また、困ったときは競合や業界トップ企業などのコンテンツを真似してみましょう。まったく同じというわけにはいきませんが、自社にあてはめるとどのようなコンテンツができるのか、ヒントが得られるかもしれません。積極的に他社のコンテンツを研究しましょう。
今回のまとめ
獲得した見込客の温度・確度を適切に評価し、まずは確度の高い見込客に確実に対応しましょう!
営業の方の情報提供のしかたや、既存顧客向けの資料、他社のコンテンツなどを参考にしてみましょう!
- 実例!見込み客からのアポ率を10倍にする15のヒント
- 01:BtoBにおけるアポ獲得率はどれぐらいなのか?
- 02:現状を把握し、マーケティングに取り組む環境を整えよう
- 03:見込客向けのコンテンツをこれから用意するための3つのヒント
- 04:WEBからの申し込み受付とフォローの体制を整えるための3つのヒント
- 05:見込客に継続的に情報発信するための2つのヒント
- 06:コンテンツをさらに充実させて活用するための3つのヒント
- 07:もっと見込客を獲得するための3つのヒント
- 08:データはお宝!その価値を理解し、活用につなげるためのヒント
- 09:データを「使える」状態にするための管理のポイント
- 10:「使える」データの活用で商談機会を拡大していこう~アポ率は向上したのか〜
- お金とプランの話
- ステップ1「成熟度に合わせた目標設定と効果測定」編
- ステップ2「施策の実施タイミングと順序」編
- ステップ3「年間予算と施策の計画手順」編
- 事例に見る、マーケティングとシステムの「良い」関係
- ケース1「見込客の一元管理やアプローチをシステムで後押し」