実例!見込み客からのアポ率を
10倍にする15のヒント

本サイトでは、1からBtoBマーケティングに取り組む方のために、課題を整理しながら順を追ってやるべきことやその効率的な手法について考えていきたいと思います。

第4回「WEBからの申し込み受付とフォローの体制を整えるための3つのヒント」

コンテンツを見た見込客からの資料請求や申し込みに対応するために、申し込みフォームを用意することは、インバウンドマーケティングの基本です。
ここでは、どのようなフォームを用意すればいいかを考えてみましょう。

ヒント4 申し込みフォームを資料ごとに用意しよう

ヒント1では、たとえばWEBから見込客を獲得した場合、確度に応じた的確な対応をするために確度に紐づいたコンテンツを用意することが近道だとお伝えしました。

では、せっかく資料を確度ごとに用意しても、申し込みフォームが「資料請求・お問い合わせはこちらに」など1つの受け口になっていると、どうでしょうか。資料を請求する側にしてみると、関連資料がほしいだけで特に問い合わせをしたいわけではないので、「まあいいか」と請求をやめてしまう可能性も出てきます。

また、フォームがたくさんあると対応に手間がかかるのでは?とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、その疑問はシステムで解消することができるのです。

ヒント5 申し込み対応にシステムを取り入れよう

申し込みを受けつけ、資料を送付するなどの対応の多くは自動化することが可能です。では実際にどのような作業が自動化できるか、整理してみましょう。

自動化ポイントその1「自動申し込み受付」

問い合わせや申し込みがあった時に、自動的に受付完了メールを配信します。申し込みフォームを分けておけば、セミナーなど座席数に限りがある場合に「抽選の結果を後日ご連絡します」など、状況に応じた返信文言を個別に設定できます。

自動化ポイントその2「担当者への自動通知」

さらに、申し込みがあった旨をメールで営業やマーケティング部門など社内関係者にも自動通知することで、情報を共有するとともに漏れなくスピーディに対応することができます。

自動化ポイントその3「自動データ管理」

申し込み者をリアルタイムでフォームごとにデータベース管理することで、いつでもシステム上で確認できます。リストのダウンロードなども可能です。

自動化ポイントその4「資料送付の自動化」

資料をシステムにアップロードするだけで、ダウンロードURLを生成することができます。自動返信メールにダウンロードURLを記載しておけば、自動で資料を送付できます。競合などを排除した上で資料を送付したい場合は、検閲がOKの場合にダウンロードURLが記載されたメールを自動で配信するといった設定も可能です。

その他にも、

  • 見込客の評価結果を登録しておき、評価が高かった見込客だけを一覧表示させる
  • コール結果をシステムに登録し、関係者で共有する
  • 見込客情報をCRMと連携し、その後の商談や成約状況などからROIを計測する

など、段階に応じて柔軟かつさらなる効率的・効果的な対応も可能になります。

ヒント6 入力する人にやさしいフォームにしよう

資料や問い合わせの申し込みページまで来た見込客に、「どれだけ取りこぼしなく」申し込みしてもらうか、みなさんいろいろ試されていると思います。では、どのようなフォームが望ましいでしょうか?

たとえば…

  • 資料を請求することで得られるメリットを、わかりやすく伝える
    資料で得られる情報のポイントを簡潔に伝えたり、資料の一部を画像で公開するなどして、申し込みをうながしましょう。
  • 入力中に現在位置がわかるよう、ステップチャートをつける
    (例)STEP1 入力 → STEP2 確認 → STEP3 完了
  • 入力項目はなるべく少なくする
  • 必須項目の文字や「必須」アイコンは目立つ色にする
  • 記述例を用意する
  • 入力確認ボタンなど、大切なボタンは大きく表示する
  • エラーが発生した場合は、どこがどう間違っているのかを伝える
  • エラー内容はその場で表示する
    たとえばメールアドレス記入欄で全角文字を使用したり、@などがない場合は、入力画面にその旨を表示する
  • 郵便番号を入力すると住所を表示するなど、自動入力機能をつける

など

上記のような対応が可能なシステムがありますので、ぜひ調べてみてください。

【参考】B2Bマーケティングプラットフォーム

今回のまとめ

申し込みフォームは資料ごとに個別に用意しましょう。システムを導入して自動化すれば、手間をかけることなく対応が可能です。

見込客に取りこぼしなく申し込みしてもらうために、入力する人にやさしいフォームを作りましょう。

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