実例!見込み客からのアポ率を
10倍にする15のヒント

本サイトでは、1からBtoBマーケティングに取り組む方のために、課題を整理しながら順を追ってやるべきことやその効率的な手法について考えていきたいと思います。

第6回「コンテンツをさらに充実させて活用するための3つのヒント」

ヒント9 1つで何度でもおいしい!導入事例を制作しよう

営業活動にも役立ち、見込客にもアピールできるコンテンツの1つとして、多くの企業が制作しているのが導入事例です。

導入事例のメリットとしては、お客様の声を通じて課題や導入効果を伝えることでリアリティのあるコンテンツとなる、課題が一致すれば見込客も自社に当てはめてイメージしやすい、信頼や実績を示せる、といった点が挙げられます。

高度・複雑なシステムやサービスなど、概要や機能説明だけではなかなか導入のメリットが伝えにくい場合は、導入事例によって見込客の理解を促進することもできます。導入事例を増やし、業種ごとの課題や導入パターンなどがまとめられると、さらに強力なコンテンツになるでしょう。

導入事例の取材をする際は、取材のアジェンダをあらかじめ作成し、アジェンダに沿って担当営業にヒアリングをしておきます。ヒアリングの結果アピールしたいポイントを用意しておき、なるべくその方向に話を誘導することも考えましょう。また取材させていただくお客様に事前にアジェンダをお渡ししておくことで、準備をしていただくことも可能になります。

アジェンダ例

  • 導入前の業務実情や課題
  • 導入選定のきっかけ
  • 製品・サービス発掘の経緯
  • 導入決定に至る経緯と決定理由
  • 主な利用方法
  • 導入効果 など

では、導入事例のどのような点が「1つで何度でもおいしい」のでしょうか?

ヒント10 制作したコンテンツは徹底的に活用しよう

導入事例は、WEBサイトからのダウンロード資料として利用するだけでなく、セミナーのコンテンツとして、イベントや展示会出展時の配布資料として、導入事例を絡めて自社製品を紹介するなど記事広告のコンテンツとして、など幅広く活用することができます。導入事例をWEBコンテンツとして公開する場合は、専用のシステムを使えば自社でデータを保有している見込客がどの導入事例ページをどのくらい閲覧したかをトラッキングでき、さらにそのトラッキングデータで見込客を検索・抽出することも可能です。

もちろんメールマガジンやSNSからの誘導先として活用することは言うまでもありません。それだけでなく、資料請求者に対して関連資料や導入事例へ段階的にメールで誘導するなど、見込客育成のためのコンテンツとしても活用できるのです。

導入事例などせっかく制作したコンテンツは、見せ方や媒体、タイミングを変えてとことん活用しましょう!

ヒント11 外部サービスをうまく活用しよう

導入事例制作やブログに取り組みたいけど、どうやったらいいかわからない、文章を書く時間がない…という時は、外部サービスを活用してみてはいかがでしょうか。外部サービスはお金がかかるというイメージもありますが、プロの技を短期的に活用することでスピーディにコンテンツを制作することができます。また社内に人材を抱えない分、コストの調節もしやすくなります。

導入事例制作サービスはいろいろあるようですので、ぜひ探してみてください。またブログなどを社内で書くことが難しい場合は、外部のライターに取材してもらい文章にまとめてもらうことも可能です。1回数万円から依頼することができるようです。

外部サービス利用時に気を付けなければならないのは、発注時に要件定義やコンテンツの全体設計をしっかり行って伝えることです。初めて外部サービスを利用する場合は、どのような点を決めて伝えれば効率的に制作できるか、積極的に相談しながら進めてみてください。そうすることで手戻りを減らすことができ、結果としてコスト削減にもつながります。

賢いクライアントとなって外部サービスをうまく活用し、継続的かつ効率的にコンテンツを制作していきましょう!

今回のまとめ

製品やサービスの導入事例など、見込客が自社に当てはめてイメージしやすいコンテンツを用意しましょう。

時間やコストをかけて制作した導入事例は、見せ方を変えるなどして徹底的に活用しましょう。

コンテンツの制作は自社で行うだけでなく、外部サービスをうまく活用して効率的に進めましょう。

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