BtoBマーケティングの予算と年間計画の組み方を考える
お金とプランの話
いざマーケティングに取り組むとき、最初に決めなければならないのが予算や年間計画です。しかし、どの施策から手を付けたらいいか迷うところ。そんなあなたに、自社の状況を把握して計画を立てるまでを、3つのステップでお伝えします。
ステップ2「施策の実施タイミングと順序」
施策の実施タイミング・順序を考えていますか?
活動全体の最適化を考える前に、まずはBtoBマーケティングにおける施策を大まかに分類してみましょう。
おもなBtoBマーケティング施策
様々なマーケティング活動の基盤となるもの
適宜リードを獲得する施策
見込客の母集団を獲得するために
母集団を獲得した前後、見込客に対して
いつ、どのタイミングでやるべきか?
1や2については定期的な対応や確認が必要ですが、3や4についてはいつどのタイミング・順序で実施すべきでしょうか?
たとえば展示会出展やセミナー開催などを適当な時期に1つ1つ開催し、その都度見込客を集めて片っ端からいきなり営業をかけていくようでは、あまり効率的なマーケティングとはいえません。
季節性を考える
季節性のある商品の場合は、購入が多い季節の前にキャンペーンやセミナーを実施するなどして、見込客の検討のテーブルにのせてもらうことを考えましょう。
予算決定期を考える
見込客の予算決定期(3月末決算会社の場合、上期は5~8月、下期は11~2月)にあまり活動をしていないようでは、見込客に振り向いてもらえないかもしれません。
逆に、期末である9月や3月に強引にアポイントを取ったとしても、「まあ、聞いておこうか」程度の意識しか持ってもらえない可能性もあります。
見込客を獲得する施策を配置し、その前後でフォロー活動を実施する
というのが、基本的な流れになります。
また、それぞれの活動に限られた予算をいくらずつ配分すれば最も効率的かを、あらかじめ設計・計画する必要があります。そのためにも、施策単位でのROIデータが非常に重要になります。
システムを活用した施策の実施とROIの計測
施策を実施するだけでも手間がかかるところですが、さらにROIも計測するにはどうしたらいいでしょうか。
そこでおすすめなのがクラウドシステムの活用です。
各種申込フォーム作成やフォームからの申込受付、メール・FAX配信、セミナー/イベント申込受付来場管理などのマーケティング業務が自動化されているだけでなく、施策別の見込客管理が簡単にできるマーケティングツールがあります。
展示会出展や広告など外部で獲得した見込客も同じデータベースで管理することで、施策別の獲得数が一目でわかります。
さらにそのシステムをCRMと連携させると、どの施策からどのくらい商談化し、成約に至ったかを把握することも可能です。
こうしたシステムは、成熟段階に入って施策が複雑化すればするほど威力を発揮するので、成長段階から導入を検討するとよいかもしれません。
次に、いよいよ予算・計画の組み方について考えます!
クラウドシステムの活用が気になる方はこちらをご覧ください
- シャノンのマーケティングソリューション
- http://www.shanon.co.jp/lp/mp/
今回のまとめ
決めた施策は機を逃さず行い、施策後のフォローまでを
1つのサイクルに
手間のかかるROI測定にはクラウドシステム活用も視野に
- 実例!見込み客からのアポ率を10倍にする15のヒント
- 01:BtoBにおけるアポ獲得率はどれぐらいなのか?
- 02:現状を把握し、マーケティングに取り組む環境を整えよう
- 03:見込客向けのコンテンツをこれから用意するための3つのヒント
- 04:WEBからの申し込み受付とフォローの体制を整えるための3つのヒント
- 05:見込客に継続的に情報発信するための2つのヒント
- 06:コンテンツをさらに充実させて活用するための3つのヒント
- 07:もっと見込客を獲得するための3つのヒント
- 08:データはお宝!その価値を理解し、活用につなげるためのヒント
- 09:データを「使える」状態にするための管理のポイント
- 10:「使える」データの活用で商談機会を拡大していこう~アポ率は向上したのか〜
- お金とプランの話
- ステップ1「成熟度に合わせた目標設定と効果測定」編
- ステップ2「施策の実施タイミングと順序」編
- ステップ3「年間予算と施策の計画手順」編
- 事例に見る、マーケティングとシステムの「良い」関係
- ケース1「見込客の一元管理やアプローチをシステムで後押し」